最新物療機器ショックウェーブセラピーの歴史|衝撃波治療の発見から医療への応用

■ 動画内容

ショックウェーブセラピーの歴史

医療で衝撃波(ショックウェーブ)が使われ始めて、今日に至るまで、まだ日が浅い。第二次世界大戦中、難船者の身体の表面に目立った外傷がないにもかかわらず、肺が損傷されている症例が観察され衝撃波(ショックウェーブ)によるものだと分かった。これは、水爆の爆発によって発生した、衝撃波(ショックウェーブ)によるものだと分かった。

1950年代に、初めて医学における衝撃波(ショックウェーブ)の研究が行われた。1966年にドイツのドニエル社で、ある出来事から人体に対する衝撃波の影響が注目を集めた。それは、高速弾道に関する実験中、弾道が当たったプレートに従業員が触れた瞬間、電気ショックのようなものを感じた。実際に従業員が感じたものが何なのか調べたところプレートに弾道が当たった瞬間に発生した衝撃波(ショックウェーブ)であった。それが従業員の手を伝って身体に電気ショックのようなものを感じさせたのだった。

1968年から1971年にかけて、ドイツでショックウェーブが動物の生体組織にどのような影響があるか研究された。ドイツ国防省は、このプログラムに資金投入するほどの研究となった。この研究で分かったことは、衝撃波(ショックウェーブ)が生きた動物組織を伝わる時、ショックウェーブ発生装置と生体への接触面で、伝達エネルギーの低下が確認された。これは、衝撃波が伝わる際、接触面で空気の層ができることによる。そこで装置と皮膚の間に空気の層ができないようにゲルを使用することで伝達エネルギーの低下を防げることが分かった。また、筋組織、脂肪組織、結合組織を伝わる時に低い副作用が起こることも観察された。衝撃波(ショックウェーブ)が正常な骨組織を伝導するときは何の副作用もなかったが、肺、腹部、脳およびその他の組織での危険性に関する研究が進められた。これらの研究を医師と進めることにより、衝撃波を体外から照射することで腎臓結石の粉砕ができないかという考えに至った。

1971年にHaeusler と Kieferは、初めてショックウェーブが石に直接触れることなく、離れた距離から試験管内の結石粉砕を試みた。そして、さらに遠い距離からの試験管内粉砕実験が続けられた。

1974年には、ドイツの研究科学省が、『ESWL(Extracorporeal Shock Wave Lithotripsy)適用』研究プログラムに資金提供した。このプログラムの参加者は、Eisenberger, Chaussy, Brendel, ForßmannおよびHeppなどによるものであった。

1980年に(ドイツの)ミュンヘンで、初めて腎臓結石患者がドニエル社の「Dornier Lithotripter HM1」と呼ばれる試作機で治療された。

1983年にドイツのシュトゥットガルトで初めて商業用砕石機(HM3, Dornier)が実用化された。

1984年に胆石破壊を目的とした、ショックウェーブの生体内外の実験が行われた。

1985年ドイツのミュンヘンで、初めて胆嚢結石の臨床治療が行われた。

【補足】ショックウェーブの機械は、衝撃波の照射方法によって2つのタイプがあります。

1.収束型衝撃波(f-ESWTまたはESWL)と呼ばれるもので、1980年後半までの歴史は収束型衝撃波の研究がメインで、腎臓結石治療の研究が中心でした。これは現在北里大学病院などに導入されています。

2.拡散型圧力波(r-ESWTまたはRPW)です。(当協会が推奨するマッスルショックは拡散型圧力波の最新機種になります)こちらは1990年代後半から、原因の分からない筋肉の痛み(筋筋膜疼痛性症候群)の治療に使用されるようになりました。主に欧米の整形外科、理学療法士、カイロプラクター、マッサージ師などが手技療法に代わる治療手段として使用しています。

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